瞑想Hack

瞑想を始めたい・続けたい人のための瞑想ライフハック・ブログです。瞑想に取り組む上で知っておきたいことを、脳科学や仏教の視点も交え、わかりやすく解説しています。

子どもに対して怒りがわいてきたとき、どうすればいいの?

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子どもはなかなかいうことを聞いてくれません。理不尽です。わーっと怒りがわいてきたとき、みなさんはどうしていますか?

 

 

 

 

 

 

子育ては理不尽!

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うちには2歳の娘と1歳の息子がいます。

 

 

年子の子育て、毎日がカオスです。

 

 

2人とも、少し自我が芽ばえてきて、イヤイヤ期の盛りです。

 

 

なんでもイヤイヤ

 

 

ご飯もイヤイヤ、お風呂もイヤイヤ、お着替えもイヤイヤ

 

 

うどんおかわり〜というので、パパのうどんを少し分けてあげます。

 

 

すると、そのうどん食べません。
食べないどころか、笑顔でうどんを床にばらまきます。

 

 

皿ごと全部、ひっくり返すことも!

 

 

これを、1日3回、365日ですね〜。

 


子どもはもちろんかわいいです。
子育てにかかわれて、これほどの幸せはありません。

 

 

でも、いつもそう思えるわけではないですね。

 

 

ここは戦場!という感じですね。

 


私も人間です。

 

 

あまりの理不尽に、子どもに対して、わーっと怒りがわいてくることもあります。

 

 

怒りをぶちまけたくなります。

 

 

そんなとき、どうすればいいの?

 

 

ちょっと考えてみました。

 

”React” と ”Respond” の違い 

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急に英語の話になっちゃいましたが、

 

 

”React” と ”Respond” の違いって、わかりますか?

 

 

どちらも、日本語にすると、反応する、応答するくらいの意味です。

 

 

日本語だと、あまりピンときませんが、これ、英語だとぜんぜんニュアンスが違うのです。

 

 

"You are so reactive"

 

 

というと、

「おまえは人の言動にいちいち反応してくるやっかいなやつだ」

 

 

という感じです。けっこうネガティブです。

 

 

"You are so responsive"

 

 

というと、

「あなたは物事にしっかり対応できる人だ」

 

 

という感じ。これはほめ言葉ですね。

 

 

 

Responsible になると、責任あるという意味になりますね。

 

 

プラユキさんのツイート

  

 

プラユキさんが、偶然にもこんなツイートをされていました。

 

 

プラユキさんとは、タイで出家された日本人のお坊さんで、全国で人生の悩み相談を受けたり瞑想の指導をされている方です。

 

 

このツイートが目にとまりました。

 


今の話に、ぴったり当てはまります。

 

 

「相手の言動に反応して怒りや欲望といった感情に無自覚に駆動される」は、

 

React に当たります。

 

 

 

「目覚めた意識で智慧を働かせて主体的、選択的な行動をとれる」

 


これは、Respond ですね。

 

 

 

結局、どうすればいいの?

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さて、子どもの話に戻りましょうw

 

 

子どもがうどんを床にぶちまけたとき、それを何度も繰り返されると、どうしても怒りがわいてきます。

 

 

 ・怒りのままに子どもにやつあたりする
 ・怒りを無理に抑えて不自然な行動をとる
 ・自分のキャパシティーの限界に気づかずに無理に頑張ってしまう

 

 

こういうのは全て Reactive なところがありますね。

 

 

まず、状況を理解することです。


 
ああ、うどんがぶちまけられているんだなあと(笑)

 

 

そして、自分の心の状態を確かめます。

 

 

どれくらい怒りがこみ上げているのか、息が荒くなっているのか、確かめます。

 

 

まだ心に余裕があるのか、それとも、もうキャパぎりぎりなのか、見きわめます。

 

 

まだ心に余裕があるなら、その余裕をもって、子どもに優しく注意するなりすればいいです。

 

 

もう限界なら、その場は黙ってスルーし、片付けを済ませてから別室に逃げて深呼吸でもすればいいのです。

 

 

これが Responsive な行動です。

 

 

行動に、正解があるわけではありません。

 

 

ただ、Responsive な行動は、プラユキさんが指摘するように、主体的で選択的であるということがわかると思います。

 

 

周囲の状況や自分の状態を理解した上で、行動を選んでいるのですね。

 

 

Reactive な行動は、自分が選んだ行動ではないですよね。

 


衝動に駆られ、動かされているだけです。

 


Responsive に行動することに意味があります。


 
間違った結果になっても、別にいいと思います。

 

 

自分の衝動から自由になれれば、それで良いのです。

 

むすび

ささいな日常のひとコマから、なんだか難しい話になりました。

 

 

子育ては、とにかく無理しないことですね。

 

 

ワンオペでも、ツーオペでも、そもそも無理ゲー感がありますから。

 

 

「そもそも無理ゲーをやってるんだ」と正しく理解することが大事です。

 

 

良き親であろうとする気持ち、その自体は良いことですが。

 


あまり真面目にやりすぎると、しばりになります。

 

 

どんどん不自由になってしまいます。

 

 

Responsive にいきましょう!

 

 

PAO