人はどんなときに幸せを感じるのか?15,000人を対象とした実験から明らかになったこととは?
人はどんなときに幸せを感じるのか?15,000人を対象とした心理実験から、明らかになったことがあります。幸せになるためのヒントは、ここにありました。
人はどんなときに幸せを感じるのか?
人はどんなときに幸せを感じるのか?
本質的で、根源的な問いですね。
お金がある。
良い仕事がある。
社会的地位がある。
よきパートナーや友人がいる。
これらの要素は、幸福度を高める重要な要素です。
でも、これらだけでは、幸せにはなれないことがわかっています。
これらは、いわば、幸福度を左右する 外的要因 です。
見落としてはいけないのが、外的要因ではなく、内的要因です!
メンタルがどういう状態にあるかということです。
どういうことか、説明します。
15,000人を対象とした心理実験
人はどんな時に幸せを感じるか?
— パオ@瞑想ブロガー/公開2か月で約1万PV (@PaoElephant) January 27, 2019
◆15000人を対象とした心理実験の結果わかったこと◆
人は、仕事であれ勉強であれ、何かに夢中になっている時が、一番幸せを感じる
目の前のことに集中できない時や、空想・妄想している時、幸福感は低い
幸福への鍵は、「いまここ」https://t.co/n5L9NncAEl
この記事の内容を、簡単に説明します。
ハーバードの研究者であるマット氏は、iPhoneのアプリを使って、次のような心理実験を行いました。
年齢、職業、収入、国籍などが異なる15,000人を対象にします。
「今、どれくらい幸せを感じているか」を、質問します。
同時に、「今、何をしていたのか」、また、「今、それに集中していたか、あるいは注意散漫だったか」を質問します。
結果、わかったことは、「何をしていたか」はそれほど幸福感に寄与していないということ。
それよりも「目の前にあることに、集中しているかどうか」の方が、幸福感に大きく寄与していた。
良い思い出に浸ったり、楽しい空想をすること、これらは一見、幸せな時間に思えるかもしれません。
でも、そうじゃないんですね。
スポーツをしたり、勉強をしたり、車の運転をしたり、それらを集中して行なっている時の方が、幸せを感じていることがわかっています。
幸福への鍵は、マインドフルネスです。
つまり、心が、「いまここ」にあるかどうかです。
広島大学チームの研究
広島大学の研究。
— パオ@瞑想ブロガー/公開2か月で約1万PV (@PaoElephant) January 28, 2019
収入と幸福度の関連はあまり強くない。
マインドフルネスの心理的傾向が強い人は、収入に関わらず、幸福度が高いことが明らかになっている。
お金を稼ぐのはとても大事。
でも、マインドフルネスの訓練をすることは、もっと大事かもしれないです。https://t.co/mqlDVyTNbj
似たような研究結果は、日本でも示されています。
こちらは広島大学のチームによる研究。
マインドフルネスの心理傾向が強い人というのは、ざっくり言えば、「目の前のことに集中している、気づいている」時間が長い人ということですね。
この記事にあるように、食事をするにしても、テレビやスマホを見ながら食べる人と、ゆっくり味わって食べる人といますね。
マインドフルネスの傾向が弱い人、つまり注意散漫な人の場合は、収入のあるなしによって、幸福度が大きく異なるようです。
でも、マインドフルネス傾向の強い人は、収入のあるなしに関わらず、幸福度が高いのですね。
驚くべき結果です。
おわりに
マインドフルネスは、瞑想により鍛えることができます。
瞑想といっても、宗教やスピリチュアルではありません。
いわば、心の筋トレです。
私は、1日20〜30分くらいの瞑想を、ここ半年くらい毎日続けています。
瞑想を続けていくのは、簡単ではないですが、少しずつ効果を実感できるようになりました。
一番大きいのは、「妄想癖」が治ってきたことですかね。
過去の後悔にとらわれり、未来のことが不安になったり。
そういうクセが少しずつ治り、いま目の前のことに集中できるようになってきました。
結果、ストレスも減ってきました。
初心者でも始められる瞑想のやり方は、こちらをご参照ください。
また、マインドフルネスの訓練は、瞑想だけではありません。
運動しながらでも、やろうと思えばできます。
あわせて参考にしていただけると、嬉しいです。
パオ