【介護職の妻から聞いた】幸せな老人と不幸な老人、何が違うのか?
9年間、計200人のご老人の介護をしてきた妻から聞いた、幸せな老人と不幸な老人の違い。幸福度を決めていたものは、お金でも経験でも家族でもありません。これでした!
老人のタイプは、幸せ/不幸の2種類だけ
私の妻は、9年間、介護の仕事に携わっていました。
デイサービスの仕事です。
80〜90代のおじいちゃんおばあちゃんを、朝、家まで迎えにいき、昼間はデイサービスの施設でいろいろとお世話をし、夕方また家まで送るという仕事。
デイサービスは、基本、家で普通にすごせる老人を相手にしているので、老人ホームの仕事よりも、介護度は低めです。
がっつり入浴や排泄の介助をするというよりは、もっと、リクリエーションを提供したりするのが主体です。
おしゃべりをしたり、ゲームをしたり、外におでかけに行ったり。
そういうコミュニケーションがメインの仕事ですね。
妻は、9年間、総勢200人のご老人の相手をしてきました。
200人、いろんなおじいちゃん、おばあちゃんを見てきて、
はっきり2つのタイプに分けられるといいます。
それは、
幸せな老人 と 不幸な老人
数でいうと、幸せな老人は2割くらい、不幸な老人は8割くらいだそうです。
幸福な老人と、不幸な老人のたったひとつの違いは?
幸せな老人と、不幸な老人。
両者を分けるものは何でしょうか?
お金をどれだけ持っているか
今までどんな仕事をしてきたのか
今同居している家族はいるかいないか
人によって、状況は様々です。
でも外的要因は、幸福をそれほど左右しないそうです。
では何か?
答えは、「今を生きているか否か」です。
幸福な老人
幸せそうにしている老人は、自分の過去がどうであれ、家族関係がどうであれ、はたまた自分の健康状態がどうであれ、
今を一生懸命生きています。
デイサービスに来ても、積極的に人に話しかけ、友達を作ろうとします。
車椅子状態が長く、カラダの自由がきかない人でも、「今日は天気がいいから、海辺の公園に行って、いい景色が見たい」といいます。
足腰が元気な人であれば、家に人を招いてお茶会をしたり、ショッピングにいったりします。
90歳近くになっても、昔の自分の戦争体験を子どもに伝える活動をしたり、なんと株をやっている人もいたくらいです。
みなさんかなりご高齢ですから、カラダが自由に動かなかったり、重い病気を抱えていたりします。
でも、今日1日、何か楽しく、有意義な予定を自分で作って、それに集中しようとします。
そういう人は、幸せそうに見えるそうです。
不幸な老人
逆に、幸せそうには見えない老人。
残念ながら、数でいうと、こちらが全体の約8割を占めるそうです。
彼らに共通する特徴は何か?
それは、「今を生きていない」ということ。
過去に生きているのです。
昔はつらかった、あんな人と結婚するんじゃなかった、もっと若いとき何かに挑戦すればよかった。。
と、何かを後悔していたり。
あるいは、昔は良い時代だった、などと懐古趣味にふけっていたり。
頭の中は、昔のことでいっぱいです。
今日1日、どんな予定を入れよう、誰と会おう、何を食べよう、といった「今を生きる」視点が希薄です。
ぼーっとして昔のことをあれこれ考え、結局、何もせずに1日が終わるのです。
せっかく足腰が丈夫であったり、健康であったても、何もせずに1日を過ごしてしまう老人は、多かったそうです。
おわりに
介護職の妻、9年間、計200人の老人と接して気づいたこと↓
— パオ@瞑想ブロガー/公開2か月で約1万PV (@PaoElephant) January 27, 2019
老人には、不幸な老人と、幸せな老人の2種類しかいない
不幸な老人は、昔はよかったなどといって、何もせず1日を過ごす
幸せな老人は、今日は何しようかといって、何かに熱中して1日を過ごす
大切なのは、「今を生きる」かどうか
9年間介護の仕事をした妻が、総勢200人の老人と接して気づいたことです。
老人には、不幸な老人と、幸せな老人の2種類しかいない。
不幸な老人は、昔はよかったなどといって、何もせず1日を過ごす。
幸せな老人は、今日は何しようかといって、何かに熱中して1日を過ごす。
幸福度を左右する決定的要因、これは、「今を生きているか否か」なんですね。
今、目の前のことに、熱中しているかどうかです。
これは、老人に限った話ではなりませんね。
老若男女、誰にでも当てはまります。
今、目の前のことに夢中になって生きてる人は、老人になっても幸せ。
こういう人は、大切な人をなくしたり、病気になったりして、つらいことがあっても、乗り越えていけます。
逆に、今目の前のことに夢中になれず、過去や未来のことに囚われて生きている人は、おそらく、老人になっても幸せにはなれない。
金銭的に恵まれていても、大きな病気がなくても、日々の暮らしは何も楽しくありません。
不幸になる原因、それは、過去や未来にさまよう心だということですね。
パオ