瞑想Hack

瞑想を始めたい・続けたい人のための瞑想ライフハック・ブログです。瞑想に取り組む上で知っておきたいことを、脳科学や仏教の視点も交え、わかりやすく解説しています。

【介護職の妻から聞いた】幸せな老人と不幸な老人、何が違うのか?

スポンサーリンク

f:id:pao-elephant:20190127112803p:plain

9年間、計200人のご老人の介護をしてきた妻から聞いた、幸せな老人不幸な老人違い幸福度を決めていたものは、お金でも経験でも家族でもありません。これでした!

 

 

 

 

 

 

老人のタイプは、幸せ/不幸の2種類だけ

f:id:pao-elephant:20190127113324j:plain

 

私の妻は、9年間介護の仕事に携わっていました。

 

 

デイサービスの仕事です。

 


80〜90代のおじいちゃんおばあちゃんを、朝、家まで迎えにいき、昼間はデイサービスの施設でいろいろとお世話をし、夕方また家まで送るという仕事。

 

 

デイサービスは、基本、家で普通にすごせる老人を相手にしているので、老人ホームの仕事よりも、介護度は低めです。

 

 

がっつり入浴や排泄の介助をするというよりは、もっと、リクリエーションを提供したりするのが主体です。

 

 

おしゃべりをしたり、ゲームをしたり、外におでかけに行ったり。

 

 

そういうコミュニケーションがメインの仕事ですね。

 

 

妻は、9年間総勢200人のご老人の相手をしてきました。

 

 

200人、いろんなおじいちゃん、おばあちゃんを見てきて、

 

 

はっきり2つのタイプに分けられるといいます。

 

 

それは、

 

 

幸せな老人 と 不幸な老人

 

 

数でいうと、幸せな老人は2割くらい、不幸な老人は8割くらいだそうです。

 

幸福な老人と、不幸な老人のたったひとつの違いは?

f:id:pao-elephant:20190127113503j:plain

 

幸せな老人と、不幸な老人。

 

 

両者を分けるものは何でしょうか?

 


お金をどれだけ持っているか

今までどんな仕事をしてきたのか

今同居している家族はいるかいないか

 


人によって、状況は様々です。

 


でも外的要因は、幸福をそれほど左右しないそうです。

 

 

では何か?

 

 

答えは、「今を生きているか否か」です。

 

 

幸福な老人

f:id:pao-elephant:20190127114612j:plain

 

幸せそうにしている老人は、自分の過去がどうであれ、家族関係がどうであれ、はたまた自分の健康状態がどうであれ、

 

 

今を一生懸命生きています。

 

 

デイサービスに来ても、積極的に人に話しかけ、友達を作ろうとします。

 

 

車椅子状態が長く、カラダの自由がきかない人でも、「今日は天気がいいから、海辺の公園に行って、いい景色が見たい」といいます。

 

 

足腰が元気な人であれば、家に人を招いてお茶会をしたり、ショッピングにいったりします。

 

 

90歳近くになっても、昔の自分の戦争体験を子どもに伝える活動をしたり、なんとをやっている人もいたくらいです。

 

 

みなさんかなりご高齢ですから、カラダが自由に動かなかったり、重い病気を抱えていたりします。

 

 

でも、今日1日、何か楽しく、有意義な予定を自分で作って、それに集中しようとします

 

 

そういう人は、幸せそうに見えるそうです。

 

不幸な老人

f:id:pao-elephant:20190127114757j:plain

 

逆に、幸せそうには見えない老人。

 

 

残念ながら、数でいうと、こちらが全体の約8割を占めるそうです。

 

 

彼らに共通する特徴は何か?

 

 

それは、「今を生きていない」ということ。

 

 

過去に生きているのです。

 

 

昔はつらかった、あんな人と結婚するんじゃなかった、もっと若いとき何かに挑戦すればよかった。。

 

 

と、何かを後悔していたり。

 

 

あるいは、昔は良い時代だった、などと懐古趣味にふけっていたり。

 


頭の中は、昔のことでいっぱいです。

 

 

今日1日、どんな予定を入れよう、誰と会おう、何を食べよう、といった「今を生きる」視点が希薄です。

 

 

ぼーっとして昔のことをあれこれ考え、結局、何もせずに1日が終わるのです。

 

 

せっかく足腰が丈夫であったり、健康であったても、何もせずに1日を過ごしてしまう老人は、多かったそうです。

 

 

おわりに

f:id:pao-elephant:20181212124252j:plain

 

 

9年間介護の仕事をした妻が、総勢200人の老人と接して気づいたことです。

 

 

老人には、不幸な老人と、幸せな老人の2種類しかいない。

 

 

不幸な老人は、昔はよかったなどといって、何もせず1日を過ごす

 

 

幸せな老人は、今日は何しようかといって、何かに熱中して1日を過ごす

 

 

幸福度を左右する決定的要因、これは、「今を生きているか否か」なんですね。

 

 

今、目の前のことに、熱中しているかどうかです。

 

 

これは、老人に限った話ではなりませんね。

 

 

老若男女、誰にでも当てはまります。

 

 

今、目の前のことに夢中になって生きてる人は、老人になっても幸せ

 

 

こういう人は、大切な人をなくしたり、病気になったりして、つらいことがあっても、乗り越えていけます。

 

 

逆に、今目の前のことに夢中になれず、過去や未来のことに囚われて生きている人は、おそらく、老人になっても幸せにはなれない

 

 

金銭的に恵まれていても、大きな病気がなくても、日々の暮らしは何も楽しくありません。

 

 

不幸になる原因、それは、過去や未来にさまよう心だということですね。

 

 

パオ