瞑想するのに最も効果的な時間帯はいつ?瞑想歴1年の私が出した答えとは?
瞑想って、いつやればいいの?1年間毎日瞑想を続けてみた私が、瞑想するのにベストな時間帯について、試行錯誤の末に出した結論をここで共有したいと思います。
はじめに
瞑想には、
✅ストレスが減る
✅集中力が上がる
✅睡眠の質が上がる
などの効果があるとされています。
最近ではメディアでもよく取り上げられるようになり、「瞑想を生活に取り入れてみたい」と思う人も増えています。
でも、瞑想って、いつやればいいの?
気になる人は多いはず。
そこで、1年間毎日瞑想を続けてみた私が、瞑想するのにベストな時間帯について、試行錯誤の末に出した結論をここで共有したいと思います。
最もおすすめは、ズバリ「朝」
はじめに結論を出してしまいましたが、最もおすすめしたいのは、「朝」の時間帯です。
私がこれまでに接した専門家・指導者の多くは、朝をおすすめしていました。
私の場合は、朝6時頃起きて、顔を洗ったあと、20分くらい瞑想します。
その後、朝ごはんを食べ、外出します。
今は、完全にこのパターンで固定され、毎日のルーティンになっています。
瞑想を始めた当初は、朝、昼、夜、いろいろな時間帯を試してみましたが、やはりこのタイミングが自分には一番合っていることがわかりました。
「朝」瞑想のメリットは、2つあります。
1つ目は、頭が冴えていること。
起床直後はもちろん眠たいですが、冷たい水で顔を洗い、軽く伸びをすると、それだけで頭がシャキッとします。
また、胃腸の中は空っぽなので、瞑想中も眠くなりにくいです。
瞑想はリラクゼーションではなく、自分の呼吸や体の感覚をていねいに観察していく作業なので、それなりに集中力が必要です。
疲れていたり、満腹であったりすると、居眠りをしやすくなります。
居眠りをするくらいなら、瞑想なんてせずに寝ていた方が良いです。
瞑想中、うまく集中力を保つことができると、心も体も元気になり、気合十分、1日の最高のスタートが切れます。
メリットの2つ目は、周りが静かであること。
住む環境にもよりますが、朝の早い時間帯は、だいたい静かですよね。
外の騒音もまだ小さいですし、お子さんがいる方でも、朝はまだ子供が寝ているはずです。
瞑想は、達人クラスになれば、どんなにうるさい環境であっても、深い安らぎの状態に達することができるかもしれません。
しかし、初心者のうちは、静かで落ち着いた環境をしっかりと用意した方が良いです。
そういう意味でも、朝が最もおすすめの時間帯です。
デメリットがあるとすれば、時間の確保が難しいこと。
多忙なサラリーマンであれば、朝ごはんも食べる暇なく、急いでスーツに着替え出勤するという方も多いと思います。
貴重な朝時間、瞑想に10〜20分も割けないという方も多いはずです。
「寝る前」もおすすめ
そこで、早起きが苦手という方には、「寝る前」の瞑想をおすすめします。
寝る前にも、メリットが2つあります。
1つ目は、何といっても、時間が確保しやすいこと。
多忙なサラリーマン、平日は息つく暇もないほど忙しいですよね。
そんな方でも、寝る前は、1日の中で唯一ほっとできる時間帯だったりします。
瞑想の効果を高めるためには、少しの時間でもいいので、毎日継続する必要があります。
休日いくら長時間の瞑想に励んでも、平日全く瞑想をしなければ、大した効果は期待できません。
毎日の習慣化のためには、確実に時間を確保できる「寝る前」も良いです。
メリットの2つ目は、寝る前の瞑想が、良い睡眠のための準備になるということです。
1日中、一生懸命働き、夜になっても頭の中がざわざわしていること、ありますよね。
私も、その日にあった嫌な出来事を思い出したり、翌日の仕事のスケジュールを考えたりして、なかなか眠れないときがあります。
そんなとき、5分でも目をつぶり、呼吸に注意を向けるだけで、頭の中が静かになります。
瞑想は睡眠の質を高めることは科学でも実証されており、私の経験からいっても間違いないので、ぜひ試してみてください。
デメリットですが、夜遅い時間だと、疲れすぎていて瞑想するだけの集中力が残っていないすることがあります。
また、満腹やアルコールが入った状態にもなりやすい時間帯です。
そんな状態で瞑想してもあまりうまくいかないので、要注意です。
お昼休憩や夕方にする場合は?
瞑想する時間帯、朝や寝る前がおすすめではありますが、それ以外の時間もできないわけではありません。
例えば、オフィスで、お昼の休憩時間に10分だけ瞑想してみる。
午後、外出先に立ち寄ったカフェで。
あるいは、朝晩の通勤電車の中で。
どのような時間帯でも、ちょっとしたスキマ時間に行う瞑想も良いものです。
短時間の瞑想で一度頭をリセットし、次のタスクに向けもう一度集中力を高めることができます。
ただし、注意すべき点もいくつかあります。
まず、周囲に気を取られやすいこと。
オフィス、カフェ、電車などの場合、周囲が気になって瞑想に集中できないことがあります。
いつ話しかけられるかわからない、電話がかかってくるかもしれない、そんな状況での瞑想はあまりおすすめできません。
また、午後の時間は、眠気に襲われやすいです。
眠気が強いときは、瞑想するよりも10分でも昼寝(ナップ)を取った方がスッキリする場合もあります。
まとめ
以上が、私が1年間、瞑想の専門家に相談しながら試行錯誤して出した結論です。
表にまとめると、このようになります。
時間帯 |
タイミング |
メリット |
デメリット |
評価 |
朝 |
起床後すぐ |
・頭が冴えている ・周りが静か |
・時間の確保が困難 |
◎ |
夜 |
寝る前 |
・時間が確保しやすい ・良い睡眠の導入になる |
・疲れすぎて瞑想できない ・アルコールなどの影響 |
◯ |
日中 |
お昼休憩、移動中などスキマ時間 |
・一度頭をリセットできる |
・眠気に襲われやすい ・周りが気になる |
△ |
もちろん、瞑想する時間帯に決まりがあるわけではありません。
ただ瞑想は毎日の継続が何より重要ですから、自分にとってやりやすい時間に決めてしまって、スケジュールに組み込んでしまった方が良いです。
早起きが得意な人は「朝」、朝なにかと忙しい人は「寝る前」と決めてしまうのが、一番楽かもしれません。
瞑想実践者の中には、朝、寝る前と、1日2回をルーティンにしている方も多いです。
試行錯誤しているうちに、自分に最も適した時間帯が見つかってくるかと思います。
参考になれば嬉しいです。
パオ